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メンテナンスポイント |
コルクタイルは表面処理によって性質が異なり、メンテナンス方法も大きく異なります。そのため、メンテナンスを行うにあたっては表面の状態を把握し、それに合った方法で行わなければなりません。
以下に各表面処理の違いによるメンテナンス方法についてまとめます。 |
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@樹脂(ウレタン)塗装仕上げ 及び A強化ビニール仕上げ |
表面をウレタン等の樹脂や塩ビ等のビニールで仕上げたこの種のコルクタイルは、向くのタイプに比べ水の影響は受けにくいが、タイルの継目から水が浸み込んで、反ってしまうことがあります。そのため、この種のタイプに於いても、床洗剤の使用はなるべく抑える必要があります。
メンテナンス方法としては、日頃から床面の汚れを進行させないよう、日常作業の中で定期的にスプレーバフを行い、洗浄の時期をなるべく延ばすことや、表面洗浄の代わりに洗剤の使用量を抑えたスプレークリーニングを行うなどの対応が必要です。特に剥離作業は影響を受けやすいため、かなり汚れてしまった場合でも剥離作業は一切行わず、茶パットなどの粗めのパットを使用した強めの表面洗浄にとどめます。
尚、剥離作業は行わないため、定期的に強めの表面洗浄を行い、樹脂ワックス塗膜を必要以上に厚く推積させないようにします。 |
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■最適樹脂ワックス |
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コルクタイル(樹脂強化型) |
マリーン |
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B合成ロウ(ワックス)仕上げ |
この種のコルクタイルは、表面を合成ロウで処理されているため、樹脂ワックスが全く密着しません。そのため、樹脂ワックスは使用せず、ロウを主成分とする乳化性ワックスでメンテナンスを行わなければなりません。尚、乳化性ワックスは、樹脂ワックスに比べ汚れやすいため、日頃から床面の汚れを進行させないよう、日常作業の中でバフ作業などの補修を定期的に行わないと、汚れやヒールマークの付着が目立ってくると思われます。
また、ロウ分は人の移動により、別のフロアへ移行しやすく、近くにカーペットフロアなどがある場合は、汚れの問題が出てきます。そのため、そのような場合はワックスを必要以上に厚く塗布したり、推積させないような注意が必要です。
また、この種のタイプは表面の合成ロウにより、無垢のタイプに比べ水の影響は受けにくいが、タイルの継目から水が浸み込んで、反ってしまうことがあります。そのため、この種のタイプに於いても、床洗剤の使用はなるべく抑える必要があります。 |
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C無垢コルク |
コルク(無垢)床は、室内環境(湿度)の変化や外部からの水の持込による影響を受け、収縮、膨張しやすい床材です。
そのため、メンテナンスに於いても床洗剤の使用はなるべく抑える必要があります。
メンテナンスの手法としては、コルクの風合いを重視するか、美観の維持を重視するかによって選択するワックスのタイプが異なります。ロウを主成分とする乳化性ワックスは、コルクの風合いを損ねるころがありませんが、土足で歩かれるフロアに於いては汚れやすく、美観を維持するのが非常に困難になります。
それに対して樹脂ワックスは、美観の点では比較的維持しやすいのですが、コルクに艶感が出て色合いが濃くなってしまうなど、コルク独特の風合いが変わってしまいます。
そのため、オーナーの承諾なしに塗ってしまうと、風合いが変わってしまうことによる問題がでてくる場合があります。また、コルク床は剥離作業ができないため、一度ワックスを塗ると他のワックスへ(乳化性ワックスから樹脂ワックスへ、あるいは樹脂ワックスから乳化性ワックスへ)切り替えることができません。よって、清掃業務を受託した際に、どちらの手法でメンテナンスを行うか、オーナー側も含め充分に検討する必要があります。 |
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美観の維持を重視 → 樹脂ワックスによるメンテナンス
コルクの風合いを重視 → 乳化性ワックスによるメンテナンス |
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