ユニットバスの有機質系の汚れ |
汚れの除去後 |
有機質系汚れのほとんどは人の垢です。有機質系(炭素を含む化合物で燃えると炭酸ガスを発生する成分)の汚れはアルカリ性バスクリーナーか中性バスクリーナー(PH9近くの弱アルカリ性)で取ります。通常、良く汚れているのは浴槽内のお湯が張られている箇所より下部と洗い場の床面より50〜60cm位です。水で濡らした状態で、タオルやスポンジで拭くと垢の付いていない所は滑りますが、付着している所は引っ掛かります。日常のお手入れは中性バスクリーナーで行います。それでも汚れが堆積してくると、中性バスクリーナーを塗布して10分間ほど放置しておき、再度塗布します。これを何回か繰り返すと固着している垢が柔らかくなってきて取れ易くなります。アルカリ性バスクリーナーの方が良く取れますが、ユニットバスの場合は塗布した際、洗剤の垂れを直ぐに処理をしなで、放置していると垂れ痕が残って見苦しくなるので注意が必要です。クレンザーや研磨材入りの物で擦ると早く取れますが、擦りすぎると素材を傷めますので、注意してご使用下さい。 |
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無機質系の汚れが表面に固固着 |
汚れの除去後 |
無機質系(燃えないものが多い)汚れは水の中の炭酸カルシュームや水道水中のカルキ、鉄や銅のサビ等です。アルカリ性バスクリーナーで取れない場合は無機質系の汚れの場合が多い。無機質系の汚れは乾くと白くウロコ状の斑点やシマ模様になり、カサカサした肌触りがします。この場合は酸性バスクリーナーで除去します。塩素系の漂白剤やカビ取り剤と混ざると塩素ガスが発生して危険であるのと、蛇口等のメッキ部にかかり放置しておくと錆がくるので、あまり家庭用としては市販されていません。酸性バスクリーナは酸を出来るだけ少なくして界面活性等の補助剤で効果を上げ、使い易くしてあります。クレンザーや研磨材入りの物で擦ると早く取れますが、擦りすぎると素材を傷めますので、注意してご使用下さい。特に頑固な汚れは酸性薬剤「エネクリーン」と練り状のコンパウンド「ミネラルストーン」の併用で除去できます。しかし、ユニットバスの場合はあまり擦り過ぎると艶落ちがするので、注意が必要です。 |
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