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琉球(ゴンボ) 琉球の畳表(井草)を三つ切りにして、束めて使う。 先端部の柔らかい部分を中心に、根元の固い部分を外周部にして束ねる。 苛性ソーダーに強いので、昔の耐薬品用の刷毛であろう。
ゴンボと呼ばれている由来は、色、姿、がゴボウに似ているからと一般的に言われているが、昔から御護箒(みごぼう)という、神事や汚れを擦り落とす道具からきていると思う。
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ペン缶桶 本体は銅で作られ、持ち手は木の柄を着ける。
この中に苛性ソーダーの液(アクと呼ばれている)を入れて、琉球で古い木に塗る。
緑錆がふき、緑色になっているが、続けて使っているときは銅色である。
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簓(ササラ) 淡竹(はちく)の真皮を肥後守で細く割って束めて使う。青竹の間に割っておかないと細かく割れない。熟練すると細く割る事が出来る。
又、細い物ほど上等で天井など傷をつけず綺麗に洗える。
主に、束めて固定せず、フリーにしても使う。 |
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洗い桶 桶の中にお湯や水を張り、水箒で水濯ぎの為に使う。 椹(さわら)で作った物が多い使われいる。木製である為、お湯が冷めにくく、又水箒で叩くときに、水切れが良く撥ねにくい。
片手桶は酸洗いに。小さい片手桶はシミ抜きの時などに使う。 |
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水箒(みずぼう) 稲穂を束めて作る。餅米の稲穂で作った物が良いと言われる。
穂先を木槌で叩き、水含み良くしてから使用する。
ゴムバンドの位置を調節して、使い易い穂先の広がりにして使う。
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洗い屋小刀・小削(こそぎ) 鈎型に曲げ、刃先は焼きが入れてある。あく洗いの前後に木の表面を削りに使います。
隅々の細かい所や、ニスや膠(にかわ)等を削り取る時にも使います。 現代でも以外と役に立ち、重宝な物です。
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洗い屋七つ道具 洗い桶の中に、片手桶がスッポリと収まるように工夫されています。
又、その中に洗い屋小刀の長柄の物も入れてあります。 まだ、この他にも色々ありますが、代表的な物を紹介した。
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