バキューム作業はカーペット上に持ち込まれた土砂、繊維くず、紙くず、食べ物カス、細かい金属片、などのほか、目に見えないゴミやホコリなどが、ダストポケットやバイルの根元に入ってしまう前に取ることが重要です。この汚れは毎日行うバキューム作業によって大部分は除去できる。日常ケアのバキューム作業はカーペット
メンテナンスの基礎的な作業で、カーペット清掃作業でのウェイトは非常に高い。
パウダー(洗剤を滲み込ました粉末)をカーペットの上に散布して、カーペット用のロータリーシャンパーかブラッシ
ング用ブラシで掻き回して、汚れをパウダーに付着させる。乾燥後にアップライト型カーペット掃除機で吸い取る。
※特長:直ぐに歩行が出来る様になるが、軽い汚れしか取ることが出来無い。最近では他の良い方式が開発された為、この清掃方法は少なくなりました。
前処理として使用する場合:ボンネット(円盤状に糸を縫いつけた布)やヤーンパット(円盤形の布に糸をループ状に縫い付けた物)に前処理剤を噴霧して、ロータリーシャンパーに貼り付けて、汚れを拭き取る。又は、周囲に対して特に汚れの酷い箇所(導線・獣道)に前もって前処理剤を噴霧しておき、ボンネットやヤーンパットで拭き取っていく。
毛足に短いカーペットの場合:パンチカーペットの様に毛足の短いカーペットの場合はヤーンパットでの拭き取るだけでも結構綺麗になります。その場合はボンネット (ヤーンパッド)全体を前処理剤に漬けてモップリンガーで絞ります。ロータリーシャンパーに取り付けて廻し、最初は濡らして行き、濡れなくなると拭き取って行きます。
ドライフォーム洗剤(多泡性カーペット洗剤)をドライフォーム洗浄専用機に入れて起動すると洗剤が泡状になってカーペットの上に出てきます。この泡でブラッシングすると、泡に汚れが抱き込まれます。乾燥後、掃除機で吸い取ります。カーペットの濡れが少ないので乾燥時間が少なくて済ます。
※この清掃方法は乾燥は比較的早いが、あまり汚れが酷い場合は汚れが残る。
ドライフォーム方式を専用機では無く、ロータリー式シャンパーでドライフォーム方式に近い方法で行う方法です。シャンパーのタンクにドライフォーム洗剤を入れカーペットの基盤部があまり濡れない程度に洗剤を落とし、丁寧にブラッシングをして行きます。又、前もってドライフォーム洗剤をスプレーヤーで適当に湿り状態になる様に噴霧をしておき、ロータリーシャンパーでブラッシングします。乾燥後に汚れを抱き込んだ泡滓を掃除機で吸い取ります。汚れが酷く上記のバイル部の洗浄では充分な仕上がりが得られなかった場合、この上からリンスをすれば良いのですが、消泡剤が無ければ作業が全く進みませんので用意をしておく必要があります。
シンプルなウエット洗浄。洗剤を噴射して同時に汚水を回収。手早く、簡単に作業が出来るクリーニング方式で
洗剤の噴射口とバキューム口を持ったツールを用います。エトラクション用洗剤(低泡性カーペット洗剤)をジェット噴霧して汚れをカーペットバイルから分離し、直ぐに汚水を吸い取る方法です。ワンドとホース、リンサーの機械が必要です。
エトラクション用洗剤(低泡性カーペット洗剤)をロータリー式シャンパーのタンクに入れ、洗剤を充分落としながらブラッシングします。その後、リン機(濯ぎ機)で水をジェット噴霧しながら汚水を回収します。乾燥を早めるには、水を噴霧せずに充分に水分を吸い取ると良い。乾燥には時間が要するが、特に汚れが酷い場合の清掃方法に適します。
エトラクション洗剤(低泡性カーペット洗剤)を散布しながら、ブラッシングをし、直ぐに汚水を回収が一度に出来る、自動カーペット洗浄機でクリーニングする方法です。歩行式(手押し式)・自走式・搭乗式・などがあります。
蒸気や温水効果で汚れを分解。濡れ過ぎを防止し乾燥時間を短縮できます。特にシミ抜きや汚れの酷い箇所に使える小型のスポットリンサーが良く使われています。
カーペットに専用洗剤をスプレーヤーで噴霧します。次に手作業用ブラシかロータリーシャンパーでブラッシングをしてバイルの奥の頑固な汚れを包み込んで固めます。乾燥後に真空掃除機(アップライト式カーペット掃除機が良い)をかけて清掃作業をします。毛足の短いタイルカーペットなどの清掃作業に適しています。
汚水が発生しないので環境にも優しいシステムです。
ミストマシーン方式は水または専用洗剤をカーペット上にミスト(霧)状に噴霧すると同時にブラッシングし、汚水をブラシで掻きあげて回収するカーペット洗浄機で、クリーニングする方法をいう。汚れが酷く進行している場合は、一度シャンピング&リンス方式で汚れを取ってからメンテナンスとして使用すれば効果的です。
従来のカーペットのクリーニングをするという概念とは異なります。美観向上剤「ドライピッカー」を噴霧しておく事により、日常で実施するバキューム清掃作業で、美観を回復・向上させるメンテナンスシステムです。施工後にバキューム作業をするとバイルが徐々に起き上がるのでバキューム清掃による土砂の除去効率が大幅に向上する。又、継続使用で汚れを除去し、パイルへの土砂絡みを防止する為、従来では徐所に汚れが進んで行くのでは無く、反対に美観が向上してくるメンテナンス方法です。
カーペットのシミには大きく分けて水性、油性、特殊なシミの3種類がある。シミ取り作業は早めの処置が大切で、巡廻やバキュームがけ時にシミの点検を行い早期発見と早期処置が重要です。
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