Q |
無垢の白木フローリングに植物油を塗りたいのですが、何が良いのでしょうか?又注意事項を教えて下さい。 |
|
|
A |
無垢の白木フローリングに植物油を選ばれた目的は健康への配慮だと推測します。最近、自然と人に優しい方法として注目されています。油には乾性油、半乾性油、不乾性油がありますが、無垢無塗装床材に植物乾性油で手入れをする方法は昔からあります。最近「天然成分ワックス」と称する外国製のワックスが出回っています。これらは環境対応の画期的な商品の様に謳われていますが、殆ど日本でも昔から使われている物ばかりです。西欧では昔から無垢床材に亜麻仁油を塗る文化があります。日本にも昔から漆器や木工藝品には煮胡麻油が使われています。何れも乾性植物油です。
主に煮亜麻仁油・煮荏胡麻油・胡桃油・桐油・等です。胡桃油は大変高価です。桐油は外装木部の撥水剤として使用されます。亜麻仁油は比較的安価ですが、最近ヨーロッパからの輸入品が高くで売られています。注意事項は塗布して、乾くまでは臭いがかなりします。又、乾性植物油が付着した布や紙が乾燥した場合に自然発火(特に夏場)の危険性があります。その為、使用した布や紙は水で洗って、濡れた状態で破棄する方が良いでしょう。又、大変稀ですが蕎麦アレルギの様な具体的アレルギ疾患のお持ちの場合は確認してお使い下さい。
使い方はウエス等で塗り伸ばして塗布します。1回塗りでは吸い込みだけですが、重ね塗りをすると保護塗膜を形成します。化学床材に比べて、お手入れが必要ですが比較的簡単です。
汚れた箇所は上から同じ植物油をナイロンタワシに付けれて擦れば汚れが浮きます。又キズなどは細かいサンドペーパー等で削り、その上に植物油を塗り込めば補修が出来ます。
|
|
|