樹脂ワックスの乾燥が不充分な状態で、その上に樹脂ワックスを重ねてしまった場合に多く起こります。本来ならば、艶が出て美しい状態になるはずが、部分的または全体にわたって白く艶がボケた様な現象を「
艶引け現象 」といいます。この現象の発生の仕組みは、樹脂ワックスが充分に乾燥されていないうちに塗り重ねた際、新たに塗布したワックスによる再溶解と、塗膜表面に掛かるモップの力の相互作用によって、乾燥不充分な塗膜表面を破壊して起こります。もし艶引け現象が発生した時は、それ以上に塗り重ねを行わずに作業を終了させます。手直し作業を行う場合は、日を改めて強めの洗浄を行ってからワックスを塗布して仕上る様にします。
● 室内の湿度が高い時 ● 室内の湿度が極端に低い時
● 室内の温度が低い時 ● ワックス塗布直後に送風機など強制的に乾燥させた時
● ワックスを厚く塗り過ぎた時
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